三つのリサーチ
Marketingは、この三つを順に埋めていきます。競合が決まっていない状態からでも始められます。
エリアリサーチ
誰と競っているのか
エリアと条件を指定すると、その検索結果に並ぶ施設が丸ごと取得されます。表示順、予約件数、クチコミ点数、室数まで一覧で。競合を先に決める必要がありません。
施設リサーチ
何が、どう評価されて売れているのか
選んだ競合を、まるごとスキャンします。売っている商品、表示順位の推移、予約件数、そして各OTAのクチコミ。売れている理由まで見えます。
価格リサーチ
いくらで売っているのか
素泊まり、朝食付き、2食付き。食事の条件を揃えて比べます。条件が違う価格を並べても、判断の材料になりません。
エリアリサーチ
自分の宿の競合はどこか。多くの施設が、実ははっきり分かっていません。近所の宿を漠然と挙げてはいても、実際に同じお客様を取り合っている相手とは限らないからです。
エリアリサーチは、そこから始めます。じゃらん、楽天、一休。それぞれで都道府県・中エリア・小エリアまで絞り込み、食事条件と人数を指定する。その検索結果に並ぶ施設が、丸ごと取得されます。
出てきた一覧を見ながら、追いかける相手を選びます。何でも競合に入れるとキリがありません。選ぶこと自体が、最初の判断です。
| 表示順 | 施設名称 | 予約件数 | クチコミ | 室数 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | A旅館 | 142 | 4.6 | 38 |
| 2 | B温泉ホテル | 118 | 4.4 | 62 |
| 3 | YadoForce Resort 伊豆 | 96 | 4.5 | 48 |
| 4 | C旅館 | 88 | 4.7 | 24 |
| 5 | D海浜ホテル | 74 | 4.1 | 96 |
| ほか 42施設 | ||||
画面はイメージです
施設リサーチ
価格だけを追いかけても、答えは出ません。同じ値段でも売れる宿と売れない宿があります。商品が違い、評価が違うからです。
施設リサーチは、選んだ競合をまるごとスキャンします。売っている商品、表示順位の推移、予約件数、そして各OTAに書かれたクチコミ。旅館ではどこが高く評価されているのかまで分からないと、自分の商品を決められません。
お客様は検索結果を上から見ます。何番目に出るかで、見られる回数が変わります。それなのに、自分が何番目にいるのかを日々把握している施設はほとんどありません。
条件を登録しておけば、毎日の順位を自動で記録します。プランを変えた翌日に順位が動いたのか。セールに参画した週だけ上がったのか。打った手と順位の関係が、あとから追えます。
総合点だけでは、何が良いのかが分かりません。部屋、風呂、料理、接客、清潔感。項目ごとに競合と並べると、勝っているところと負けているところが分かれます。
「料理で負けているなら、料理で勝負するプランは作らない」。そういう判断ができるようになります。
価格リサーチ
競合の最安値だけを並べても、判断の材料になりません。素泊まりの2万円と、2食付きの2万円はまったく違う商品だからです。
価格リサーチは、素泊まり・朝食付き・2食付きの三区分で価格を取得します。じゃらん、楽天、一休それぞれで。同じ条件のなかで、自分がどこにいるのかが分かります。
画面はイメージです
取得の状態
外部サイトからのデータ取得は、必ず成功するとは限りません。サイトの仕様が変わることもあれば、条件に合う施設が出ないこともあります。
取得前、取得中、取得完了、取得エラー。すべてのリサーチについて、いまどの状態かが一覧で見えます。取れなかったことに気づかないまま、欠けたデータで判断してしまう。それが起きません。
| リサーチ名 | 状態 |
|---|---|
| じゃらん・箱根・2名1室・2食付き | 取得完了 |
| 楽天・箱根仙石原・条件未指定 | 取得完了 |
| 一休・箱根・9月分 | 取得中 |
| じゃらん・伊豆熱川・朝食のみ | 取得エラー |
| 楽天・伊豆高原・10月分 | 取得前 |
三製品のなかでの位置
Marketingは、その最初の一歩です。集めた材料をもとにCoreで商品を組み、Databaseでどう売れたかを確かめる。三つが同じ画面のなかでつながります。
Marketing / 外を、見る
誰と競っているのか、何が売れているのか、いくらなのか。決める前の材料を集めます。2026年12月提供予定
Core / OTAに、置く
決めたことを、すべてのOTAへ。届いたかどうかまで確かめられます。
Database / どう売れたか
実績を施設横断で比較し、同規模施設の平均と並べます。
ENTERPRISE / MCP
Marketingが集めた外部のデータも、Databaseが持つ自社の実績も、どちらもMCPを通じてAIが読み込めます。別々の画面を見比べて頭のなかで突き合わせる、という作業がなくなります。
「A旅館が値下げした週、うちの予約はどう動いたか」。「夕食の評価が上がった月は、単価をいくらまで上げられたか」。外と内をまたいだ問いに、そのまま答えが返ってきます。2027年1月提供予定
競合の動きと自館の結果が、同じデータの上に載っている。これが揃っている状態を、あとから作ることはできません。
価格の上げ下げだけでは、最適化できません。
商品の良し悪しを探り、商品を組み替え、その結果を測る。この三つが同じ場所にあることが、YadoForceの形です。